にじいろの風 second

何気ない日常の風景をつづる主婦ブログ

「仏像の基本」の本を片手に「向源寺 国宝十一面観音」

西国三十三箇所めぐりを2年前に終えました。

三十三箇所の霊場のお参りを重ねるごとに、

だんだんと仏像についてもっと知りたいと思うようになりました。

 

 

それで、まずは仏像に関する公開講座や文化講座を探してみたのですが、

どれも自宅からは遠く、聴講するのには無理があります。

 

 

それなら自分で本を読んで、

浅くてもいいので基本的なことを知ろうと思いました。

そして見つけたのが、本当に初心者向けのとても分かりやすい本、

「開運!知っておきたい仏像の基本」という本です。

 

 


 

 

「開運」という単語にも、

税抜きで550円という価格にも魅力を感じました。

中はイラストが多く初心者にもわかりやすい本当に基本的な内容です。

 

 

内容をざっと読んで、

後は自分でお寺を訪れた時に、この本を見ながら確かめてみる、

こんな方法でこれから寺院を回りたいと思っています。

 

 

本の中の、「日本全国国宝仏リスト」で約130の国宝仏が紹介されています。

「たまにしか見られない秘仏20」では、

秘仏の公開される開帳日が掲載されています。

これを参考にして、これからお寺を巡りたいと思っています。

 

 

この本を買ってから、一番最初、昨年の秋に訪れたのは

滋賀県長浜市高月町にある「向源寺」の国宝十一面観音です。

友人が、この十一面観音を見たいというので、一緒に行きました。

 

 

友人は2回目、私は3回目の「向源寺」の十一面観音だったのですが、

何度でも会いに行きたいと思える観音さんです。

友人は、新幹線で米原駅まで、

私は車で米原駅まで行き、そこから高月町に向かいました。

 

 

紅葉の名所「鶏足寺」と、

十一面観音がいらっしゃる「石道寺」に寄り

ランチをして、その後向源寺」に行きました。

 

 

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向源寺」の「渡岸寺観音堂」に十一面観音立像が安置されています。

撮影は禁止ですが、ポストカードが販売されています。

仏像のポストカードは、欲しいとは思うのですが、

粗末には扱えないという気持ちがあって、

いつも買うのはためらってしまいます。

 

 

国宝十一面観音はとても美しい、心が穏やかになる佇まいで、

いつまでも見ていたい気持ちになります。

友人は、「家にもって帰りたい」などと罰当たりなことを言っていましたが、

気持ちはよくわかります。

 

 

向源寺」も「石道寺」も井上靖の「星と祭り」に登場します。

私は高校時代に読んだので内容はほとんど忘れてしまいました。

友人はこの「星と祭り」を数年前に読んで、

十一面観音や湖北に興味を持ったそうです。

 

 

余談ですが、この日、友人と映画の話もしたのですが、

友人は、2018年に見た映画で一番面白かったのが

「カメラを止めるな」だと話しました。

私はまだ見ていませんが、

この映画の上田慎一郎監督は、「向源寺」と同じ長浜市の出身です。

 

 

 この後私たちは、彦根の「玄宮園」へも行きました。

 

話がそれてしまったのですが、

仏像の講座を受講すると、

現地で講師の先生から詳しい説明を受けることができ、

本で読む自己流の知識よりは、深く知ることができると思います。

また、仏像めぐりのバスツアーを企画している旅行会社もあります。

 

 

けれども、しばらくは自分で自由な時間に自由な形で、

本を片手に仏像を巡ってみたいと思います。

 

 

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