にじいろの風 second

何気ない日常の風景をつづる主婦ブログ

初午の習慣、小豆ご飯

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朝、母から「今日は初午の日」だと電話がありました。
初午の日は2月の最初の午の日なんですが、
昔は、初午は立春が過ぎてから最初の午の日だったそうです。
多くの年は、初午は立春が過ぎてからになるのですが、
今年は立春前になりました。


母が言うには、初午が立春よりも早い年は、
火のもとに気を付けないといけないそうです。
このことを伝えるために電話をしてきました。
気を付けたいと思います。


実家では、初午の日は、油揚げ、うるち米の小豆ご飯、白菜の辛し和えを、
お祭りしている稲荷神社にもってお参りするという習慣があります。
また、初午の日はお茶は飲まないで白湯を飲みます。


私は結婚してからの数年はこの習慣にできるだけ沿うようにしていました。
けれども、お稲荷さんをお祭りしているわけではないので、
だんだんに初午の習慣には倣わなくなりました。
今日もお茶は飲んでます。。。
ちなみに夫の実家ではこのような習慣はないようです。


けれども、実家の両親はずっとこの習慣に沿って暮らしています。
そして、午後、母が作った小豆ご飯と子芋の煮つけをもらいました。

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この年になっても、手助けするというよりもいただくということに
少々の申し訳なさがありますが、
夜ありがたく家族でいただきました♪


子供が小さい頃読み聞かせていた絵本の中に
「こんこんさまにさしあげそうろう」という絵本がありました。
大寒の頃、雪が積もり、食べ物がとれなくて飢えに苦しんでいる狐の母子が、
「のせぎょう」という里の人間が山の動物に食べ物を施す行事で救われる、
というあらすじの絵本です。


昔の人は、冬の山の動物たちの食料状態を把握し、
里の農作物などが被害を受けないよう、
そして動物たちへの思いやりの気持ちから、
油揚げや野菜や小豆ご飯などをお稲荷さんにもってお参りし
そのお供え物を動物たちが食べたのでしょう。


「こんこんさまにさしあげそうろう」の絵本は、
寒い時期に心がほっと温かくなる絵本です。


「初午」と「のせぎょう」は違う行事ですが、
お稲荷さんにお供えするのが、油揚げや小豆ご飯であることから
私の心の中ではこの二つがリンクしています。


さて、明日は節分。
またも行事が続きます。



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